耳鳴り 手術

手術が必要な耳鳴りについて

耳鳴りの症状が悪化した場合や、なかなか治らない場合、頭痛やめまい、吐き気などの他の症状を併発した場合などは、耳鳴りの原因が、緊急を要する病気であることがあります。
その場合は、外科的手術によって治療する必要がある場合もあります。

その手術の目的は、直接的に耳鳴りを治すというものではなく、耳鳴りの原因となっている病気を治療し、耳鳴りの原因を取り除くというものや、耳鳴りそのものを治療するものがあります。

ここでは、どういう場合に手術が必要になるのかについてご説明したいと思います。


まず、耳鳴りには、手術して改善するものと、そうでないものがあります。

手術する必要がある耳鳴りは、耳鳴りの原因が聴神経腫瘍や脳腫瘍、脳動脈硬化、動脈瘤などの緊急性のある病気である場合です。
これらの病気である場合、一刻も早く手術して治療をしなければ、命にかかわることもあります。
これらの病気が原因で耳鳴りが起こっているのであれば、治療することによって、耳鳴りも改善します。
また、高血圧や顎関節症などの他覚的耳鳴りの治療にも、手術による治療は有効です。
手術を受けた後に、耳鳴りが消えたという方は、約30%、耳鳴りが小さくなったという方が約30%なのですが、40%の方が、手術を受けても改善されなかったと答えており、人によって、改善効果がみられる方とそうでない方がいます。
この確率を踏まえた上で、手術を受けるかどうか、主治医と相談のうえ、決めるようにしてください。


手術の主な方法としては、耳の後ろを切開して行い、入院期間は、1〜2週間です。
手術方法によっては、日帰りで行うことも可能です。


耳鳴りの手術は、受けた方全員が改善できるというものではありませんので、そういう点も理解した上で、治療法を決めて下さい。